薬剤部
薬剤部
薬剤部では、
「有効性及び安全性において質の高い薬物療法に貢献する事」
を主眼に取り組んでいます。
各病棟には薬剤師の常駐体制を敷いており、患者さんに対する薬物療法支援はもちろんの事、医師をはじめとする各医療スタッフに対しても薬剤師の視点から積極的に提言し、医薬品の適正使用、医療安全の向上及び医療スタッフの負担軽減を推進しています。
厚生労働省医政局の「チーム医療推進方策検討ワーキンググループ(チーム医療推進会議)」が取りまとめた「チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(2011年6月)」では、当薬剤部の業務体制と取組みがモデルケースとして紹介されました。当院では「病棟薬剤業務実施加算」を2012年4月より算定しています。
『チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集』(平成23年6月)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ehf7.html
(当薬剤部の取組み:質の高い薬物療法提供等のための薬剤師病棟配置の取組例(p.20))
また、患者さんが入院される前や退院された後にもよりよい治療が提供されるよう取り組んでいます。たとえば、薬剤師外来の実施による術前中止推奨薬の確認や、かかりつけの医療機関や保険薬局との薬剤情報の共有を目的とした薬剤管理サマリーの発行、保険薬局から担当医師への患者情報共有を目的としたトレーシングレポートの運用などを実施しています。
部門構成
ページ紹介
人員構成・業務体制
(2024年11月1日現在 )
- ◆人員構成
・薬剤師27名(常勤24名),技術助手3名(常勤1名)
育休・産休取得者:3人
取得実績:2023年度 男性1人、女性3人
2022年度 男性2人、女性1人
2021年度 男性0人、女性1人
2020年度 男性1人、女性1人
2019年度 男性0人、女性1人 - ◆業務体制
・専任薬剤師 :医薬品情報管理室2名,病棟薬剤業務10名
・夜間休日体制 :常時1名
認定資格(団体)
◆認定実務実習指導薬剤師(薬学教育協議会)
7名
◆医薬品安全性専門薬剤師(日本医薬品安全性学会)
1名
◆感染制御認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
2名
◆がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
1名
◆栄養サポートチーム専門療法士(日本栄養治療学会)
4名
◆日病薬病院薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
13名
◆日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
3名
◆医療情報技師(日本医療情報学会)
1名
◆抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会)
1名
◆周術期管理チーム薬剤師(日本麻酔科学会)
1名
◆ICLS認定インストラクター(日本救急医学会)
2名
◆ALS大阪認定インストラクター(大阪府医師会)
2名
◆応急手当普及員(大阪市消防局)
1名
◆薬学博士(大阪大谷大学大学院薬学研究科薬学専攻)
1名
◆周術期管理チーム薬剤師(日本麻酔科学会)
1名
施設認定
◆薬学生長期実務実習受入施設(薬学教育協議会)
◆プレアボイド報告施設(日本病院薬剤師会)
業務実績
(2023年度)
◆調剤業務
・外来処方せん枚数(院内・当直時含む)
18.2枚/日
・外来処方せん枚数(院外)
98.6枚/日
・院外処方せん発行率
90.0%(当直時含む・日勤帯は99.8%)
・入院処方せん枚数
263.7枚/日
・注射処方せん枚数
364.3枚/日
◆無菌調製業務
・TPN(高カロリー輸液)
37/月
・がん化学療法剤(外来)
46.3件/月
・がん化学療法剤(入院)
1.1件/月
◆薬剤管理指導業務
1.特に安全管理が必要な医薬品が投薬又は注射されている患者の場合
233.3件/月
2.1の患者以外の患者の場合
511件/月
◆麻薬加算
14.8件/月
◆退院時薬剤情報管理指導料
275.8件/月
◆病棟薬剤業務実施加算1
1236件/月(DPC機能評価係数Ⅰ 0.0079)
◆医薬品情報管理業務
・DI室情報紙発行
DI News(12回/年)
・未承認等の医薬品の使用
676件/年
・その他特記業務
PMDA副作用・感染症報告,プレアボイド報告,副作用救済制度支援
有害事象報告 Grade1:48件、Grade 2:34件、Grade3:7件
◆医薬品管理業務
・採用品目数 :内服薬534,外用薬171,注射薬413
・後発医薬品 :内服薬142,外用剤32,注射剤89
採用率23.52%(品目ベース)
置換率:外来96.06%、入院87.75%、合算88.12%(数量ベース)
その他関連業務
◆薬学生実務実習の受入れ状況
◆その他の活動
・二次救命処置コースにインストラクター派遣
・普通救命講習会にインストラクター派遣
・中学生職場体験受入れ
設備
◆システム
・YUYAMA調剤システム
◆調剤機器
ピッキングサポートシステム :GX-handy
自動錠剤分包機 :ユヤマYS-TR-128FDXIV-VC-UC
散薬分包機 :ユヤマYS-Mini-R45
◆無菌調製機器
・クリーンベンチ :ユヤマYS-B-A121(垂直層流式,Class100)
・安全キャビネット :ユヤマYS-B-A923ⅡB3(ClassⅡB)
取材等
学会発表記録、論文発表→こちらよりご参照ください。取材等
誌名 | 掲載日 | 内容 | 頁 |
---|---|---|---|
薬事日報 | 2013年1月1日号(臨時増刊号) | 「病棟薬剤業務実施加算への取組み」 | p6 |
Pallette (大塚製薬工場) |
2012年10月号(Vol.88) | 「特集医療の質向上と薬剤業務,薬剤師病棟配置で進める質の高い薬物療法」 | pdfはこちらから |
Pharma Scope (田辺三菱製薬) |
2012年9月(特別号大阪府版) | 「これからの病棟業務はいかにあるべきか」 | pdfはこちらから |
薬業時報 (じほう) |
2012年8月10日号 | 「くすりの現場から<84>」 | p26-27 |
やくまる (帝人ファーマ) | 2012年7月(創刊号) | 「病棟薬剤業務実施加算の新設で見えてきたものとは?」 | pdfはこちらから |
医療経営雑誌フェイズ・スリー | 2012年3月号 | 「第2特集 薬剤師の病棟配置を極める」」 | p36-37 |
医療経営雑誌フェイズ・スリー | 2011年10月号 | 「スキルミクスの先進事例」 | p20 |
朝日新聞 | 2011年6月29日 | 特集「チーム医療は今」 |
Web掲載
サイト名 | 内容 |
---|---|
DS A la carte (第一三共株式会社,医療関係者向け情報) |
「病院薬剤師の新たな業務展開-チーム医療への取り組み-,Vol.1,日本病院薬剤師会監修」 |
Pallette (株式会社大塚製薬工場,医療関係者向け情報) |
「医療の質向上と薬剤業務」 (Vol.88)2012年10月号 |
Medical View Point (田辺三菱製薬株式会社,医療関係者向け情報) 「病院薬剤師が担う病棟業務」大阪府 |
第1回 これからの病棟業務はいかにあるべきか~ 「病棟薬剤業務実施加算」創設がもたらすインパクト~l |
業務の内容・取り組み
日々の業務や取り組みについて、以下のpdfにまとめました。ぜひご覧ください。
薬学生・就職をご検討中の皆さんへ
これまでの見学者の方からの質問などのpdfです。ぜひご覧ください。
<学生・橘ちゃんからの質問>
<インターンシップ>
<病院見学情報>
採用情報
リクルートサイトへリンク(https://tachibana-med.or.jp/recruit/yakuzai/)