ボツリヌス療法

機能回復を目指すボツリヌス治療

機能回復を目指す
ボツリヌス治療

 脳梗塞の後遺症による手足の硬さ・突っ張り(痙縮)によって「もっとうまく手足を動かしたくてもできない。」や痛みによって「手足を動かすことがつらい。」「手足を動かすことが億劫で毎日の生活がつらい。」など・・・そんな患者様に対して痙縮筋への注射で痙縮を軽減させるだけでなく、回復期リハビリテーション病院の知識や技術を活かし、ボツリヌス療法前後の評価やアフターケアを充実させています。

目標の選定

専門スタッフが患者様それぞれの目的(痛みをとってほしいなど)を聞き取り、一緒にご相談をしながらボツリヌス治療後の目標を検討します。この目標とはボツリヌス治療を行った後に患者様自身がどうなりたいか。「痛みがとれたらこんなことをしたい」といった、患者様が考えている目的の先にある“真の目標”を決めることが大切にしています。

目標の選定

 目的の筋肉へ的確に施注を行うために電気刺激装置を使用した評価を行うことで注射する筋肉の場所を特定します。その結果、正確な治療だけでなく患者様の負担軽減にもつながります。
目標の選定

専門スタッフによる
リハビリテーション

 ボツリヌス療法はリハビリテーションと併用することで、より十分な効果が得られると考えられています。施注の前後には専門スタッフ(理学療法士・作業療法士)が関節角度や筋緊張等の評価を行い、その上で患者様の目的・目標を踏まえて治療計画を立てることで患者様が必要な上下肢の機能回復や動作の獲得を目指します。
専門スタッフによるリハビリテーション

独自のリハビリテーションチーム
アプローチ

 ボツリヌス治療はニューロリハビリテーションに位置づけられており、患者様の目標達成に必要なリハビリテーションを様々なニューロリハビリテーション班と連携して行っています。様々な班と連携することで痙縮の更なる軽減や機能回復、目標達成を目指します。
独自のリハビリテーションチームアプローチ