病院の特色

地域医療

理想的な地域医療ネットワークづくりの先頭に立つ病院であり続けます。

いま地域医療に求められているもの。それは地域のそれぞれの医療機関が1つになって医療の質の向上に努め、そのうえで強固な連携をつくり、地域の人たちにとってよりよい、そして、より合理的な医療サービスを提供することです。そこで「地域医療支援病院」は1997年、医療法の第3次改正で制度化され、地域の病院、診療所などを後方支援するという形で医療機関の機能の役割分担と連携を目的に創設されました。

地域医療


当病院は2003年2月、大阪府初の地域医療支援病院の承認を受け、地域医療のリーダーとして病診連携を核にした諸活動を推進しています。これからも地域の医療機関とともに相互に医療サービスの質を高め合いながら、より高度な地域医療ネットワークの実現に力を注いでまいります。


地域医療支援病院の承認条件
  1. 病院の規模は原則として病床数が200床以上の病院であること。
  2. 他の医療機関からの紹介患者数の比率が80%以上であること。
    あるいは紹介率40%以上かつ逆紹介率60%以上であること。
  3. 他の医療機関に対して高額な医療機器や病床を提供し共同利用すること。
  4. 地域の医療従事者の向上のため生涯教育等の研修を実施していること。
  5. 24時間体制の救急医療を提供すること。

当院は上記条件をすべて満たしています。


地域医療支援病院として当院の取り組み

外来機能~専門外来

当院の午後診は一般外来を廃止した完全紹介型外来を実施しています。紹介状をお持ちでない患者さんの診療はお受けせず、まずは診療所での診察をお薦めするというものです。各科の専門医が診療にあたり、専門的、且つ迅速な診断、治療を行い紹介元の医療機関へご報告いたします。2007年5月より、消化器内科の「上、下消化管外来」「肝臓外来」、循環器科の「不整脈外来」、外科の「肝胆膵外来」、緩和ケア外来などを開設しております。


救急外来~24時間、365日体制

当院では、午後診の完全紹介型外来化を実施する一方で、救急外来の一層の充実に取り組んでいます。24時間365日、いつ・いかなるときでも救急患者さんを受け入れています。


入院機能~早期退院・社会復帰を支援

8床のHCU(ハイケアユニット)を含む329床の一般病床(開放型床)を設置し、入院治療にあたっています。一般病棟では、患者さん2人に対し看護師1人という最高基準の看護体制を整えるとともに、医師、看護師などの連携によるチーム医療で患者さんをサポート。クリティカルパス(治療計画書)も活用し、1~2週間での退院・社会復帰を目指した短期間集中型の治療を行っています。


地域の先生方との関係づくり

地域全体の医療の質を高めるために欠かせないのが、地域の診療所、病院、福祉施設などとの強固なネットワークづくりです。そこで当院では、地域医療機関の先生方との情報交換の機会として研修会や勉強会の開催にも力を注いでおります。