一般的な病院は、医療的なケア(採血・注射・バイタル測定等)以外の時間は病室で体を休めるという自由な時間が多いイメージではないでしょうか?
当院は「リハビリテーション病院」として、リハビリテーション室等で行う個別のリハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚)以外の病棟生活も「リハビリテーションの時間」と捉え、病棟で行う「食事」や「排泄」などの「生活動作」もリハビリテーションと考えています。
当院では看護師・看護助手と連携し、病棟での歩行訓練、電気刺激装置における電気治療、プリントや玩具を利用した高次脳機能訓練等様々な自主トレーニングを提供し「入院生活全てがリハビリテーション」を実現しています。
杖や歩行車などの歩行補助具を使用した歩行訓練、歩行距離や体力を伸ばすための歩行訓練等、それぞれの患者様の歩行状態に合わせた歩行訓練を、理学療法士が看護師・看護助手と連携を図りながら実施しています。
担当理学療法士・作業療法士が電気治療班と協力し、患者様1人1人の手足の状態に合わせた電気治療メニューを作成します。病棟生活においても、治療が行えるよう看護師・看護助手と連携して電気刺激療法の実施を行っています。病棟専用の電気治療機器も備えており、患者様により良い訓練が行えるよう努めています。
作業療法士・言語聴覚士が患者様の認知機能・高次脳機能障がいの状態に合わせた訓練メニューを作成し、看護師・看護助手と連携して訓練を行います。プリント課題だけでなく実際にコミュニケーションを取りながら行う訓練など、様々なメニューを提供しています。