2024年06月26日 誤嚥性肺炎防止の取り組みについて

    誤嚥性肺炎ご存じですか?

    6月は歯科口腔衛生月間です。国内の高齢者の死亡原因のひとつに、肺炎があります。

    誤嚥性肺炎とは、食事中のかみ砕いた食べ物や唾液、磨き残した歯垢と共に、

    細菌が誤って肺に入り(これを誤嚥と言います)肺炎を引き起こすことを言います。

    当施設では、誤嚥性肺炎予防委員会があり多職種のメンバーで構成され、

    それぞれの専門知識を活かし取り組んでいます。

    ① 毎食後の歯磨き、夜間は義歯を回収し職員で洗浄をしています。

    ② OHAT(オーハット)という評価スケールを用いて月に1度介護士が口腔内チェック、

      セラピストが定期的に咳テストを行うことで、誤嚥性肺炎のリスクがある人がわかります。

    ③ 歯科医師と連携し往診治療を行っています。別料金のためご家族の同意が必要ですが、

      義歯の不具合や歯科治療を当施設と連携している歯科医師が、往診治療を行います。

      また、誤嚥性肺炎のリスクが高い方には、歯科衛生士が定期的なブラッシングケアを行います。

    ④ 歯科衛生士と介護士が連携し、口腔衛生について相談・指導を受けています。

    ⑤ 食事がスムーズにできるように、ひとりひとりに合った食事形態や姿勢・使用する食器・

      スプーンなどを調整しています。

    日頃の口腔内衛生により誤嚥性肺炎は予防されます。当施設では上記のケアを継続し、

    誤嚥性肺炎予防につなげられるように励んでいます。