2023年09月21日 読売新聞 「9月9日は救急の日」に寄せて

     このたび読売新聞に「9月9日は救急の日」の医療特集としてインタビューを受け、2023年9月9日にその記事が掲載されました。紙面では「救急医療 チームで地域に貢献」「断らない救急めざす」として特集が組まれました。そこで、私のインタビュー記事としては、コロナ禍で救急を止めないためにベッドコントローラーが重要な役割を担ったことや、早期に医療機関にかかることの必要性を説いています。

     インタビューに答えた内容で紙面に載っていない中にぜひみなさまに知っていただきたいことがございます。それはコロナに当院全体で立ち向かったことです。すなわち、当院では発熱外来は救急医だけでなく、外科、整形外科、脳神経外科などの外科系診療科の医師および緩和ケア科の医師も担当し、コロナで入院になった患者様は呼吸器内科、消化器内科、循環器内科の内科系の医師が担当する、言うなれば「オール・モリモト」体制で臨んだということです。

     第8波以降、コロナが5類相当になってからも、発熱外来こそ救急医が担当していますが、入院患者様は外科系診療科も担当するようにしています。今後新たな新興感染症がやってくるかもしれません。その時にも「オール・モリモト」で立ち向かっていきたいと思います。

    臨床研修センター長/副院長/救急・総合診療センター長
    池邉 孝掲載記事「2023年9月9日付け読売新聞朝刊(大阪府内版)」