2021年6月5日(土)平野区画整理記念会館にて、東住吉区薬剤師会との共催で研究会を開催。東住吉区および平野区薬剤師会から29施設33名が参加しました。
今回の大テーマは「外来がん化学療法における薬薬連携」で,主なプログラムは次の通りでした。
① 情報提供「経皮吸収型がん疼痛治療剤について」
講師 久光製薬株式会社 佐藤 きらら 氏
② 講演1「大腸がんの薬薬連携~これだけは確認したいポイント~」
講師 東住吉森本病院 薬剤科主任 黒沢 秀夫(日病薬がん薬物療法認定薬剤師)
③ 講演2「外来がん患者への取り組み」
講師 カイセイ薬局 東住吉店 佐々木 琴音 先生
講演1では、病院の立場からがん化学療法における基本的な考え方、当科の取り組み、保険薬局で実践できる副作用の評価とその対応などの話がありました。
講演2では、保険薬局の立場から保険薬局で得られる限られた情報を薬物治療に活かすポイントや、次回受診日までの患者状態のフォローアップの必要性などについて話がありました。
また,当科で6月より運用開始予定の服薬情報提供書(トレーシングレポート)について紹介したところ、関心の声が多く寄せられ、大きな反響がありました。
引き続き、地域で連携し質の高い薬物療法に取組んでいきたいと思います。
文責 薬剤科 佐古守人